月間レポートB

氏名

林 愛子

記入日

2009年7月31日(金)

 

今、私はアンコールワットのあるシェムリアップにいます!!!これから、私はシェムリアップ教会と一緒に活動することになります。プノンペンそしてバッタンバンでのホームステイと、6ヶ月の語学研修があっという間に終わり、ついに活動開始です!と、言いたいところですが、実はまだ何をするかはっきり決まっていません…。今は教会の会計の手伝いをしたり、みんなの活動を見学させてもらったり、オリエンテーション中です。

 

そして、私はここシェムリアップで人生初の一人暮らしです。調布の研修所での共同生活、そしてプノンペンでの共同生活を経て、日本でもしたことがなかった一人暮らしをカンボジアですることになるなんて大丈夫かな?と、いいところが見つかるかな?と、心配していましたが、ミサが始まるぎりぎりまで寝ていられる教会からすぐ近くで、大家さん家族も素敵な新しいとってもいい部屋が見つかりました。やっぱり神様は全てを準備して、待ってくれているんだな、と改めて感じました。

 

去年の夏、長期海外研修で始めてシェムリアップ教会を訪ねてからほぼ1年が経ちました。教会に集ってくる人々の様子や神父様・スタッフの雰囲気がすごく好きで、活動もいろいろ、ユースの若い子たちも参加していて、とっても生き生きしている感じがして、ここで働けたらいいな、と思いましたが、本当に来ちゃいました!教会スタッフはもちろん近所の子たちや病気の人に世界中からの観光客、本当にたくさんの人たちが教会に集まって来ます。シェムリアップ教会は貧しい村や水上村に5つのラーニングセンターがあります。そこで子どもたちに栄養補給のためボーボー(おかゆ)の配給などのいろんな活動をしています。また、先輩の浩子さんが行っているタオムでは水汲みや家畜の世話などで一日中働いてばかりいる子どもたちが、ぬり絵や積み木などで遊ぶ楽しい時間を過ごせるようにしています。

 

オリエンテーションが始まり、私も村で活動をするのかな〜と思っていましたが、とりあえず今は教会にあるオフィスで会計のお手伝いです。どうしてカンボジアまで来てしたこともない会計してるんだろう?と、神様の計画、その意図が読めなくて、「共に生きる」から遠く離れてしまっている気がして、悩んでみたり…。でも、きっとこれにも意味があるんだ!と思って、私が必要とされて私に与えられた仕事なら、私にできることを精一杯やりたいと思います。

 

実際にやり始めると、教会のみんなが私のところに来てくれるので(お金をもらいにだけど…)どんな人がどんなことをしているのかも分かるし、教会活動を把握するためにとってもよい機会になっています。また、世界中から活動のための寄付金、服や文房具などたくさんの支援物資が届くことに驚きます。まだまだ言葉が理解できなくて時間がかかるし、困ることもた〜くさんありますが、周りのみんなは始めだから、と優しく見守ってくれています、きっと…。そして、何より頼りになる先輩の浩子さんにいろいろ教えてもらいながら、スタッフたちと一緒に毎日なんとか過ごしています。

 

先日、ラーニングセンターのあるペアスネインを訪れた時のこと、去年の研修でシェムリアップ教会の近くにあるマザーテレサの家で出会った女の子と再会しました。出会ったときにはカンボジアに派遣されるか分からなかったし、またシェムリアップに来るなんて思ってもいなかったので、再会できたことにびっくり!!!そして、彼女が私の名前を覚えていてくれたことにさらにびっくり!!!また会いに来るなんて約束もしてなかったのに、彼女はすぐに私を見つけて私の名前を呼んでくれました。彼女の中で私との出会いがどれだけ大切にされていたのでしょう?一期一会と言うけれど、一生に一度しかない出会い、その時には大事にしようと思うけれど、私は本当にその時だけだったんじゃないか?!と思いました。これからたくさんの人と出会う中で、私は彼女のようにひとつの出会いをどれだけ大切にすることができるでしょうか?

 

彼女との再会で、その日に出会った人のことを思い出してみたり、その人のために祈ったり、そんな時間を少し過ごすことができました。また、私が気付かないだけでたくさんの人が私のために祈ってくれていることを、そして、たくさんの人との出会いつながりの中で自分が生かされていることを思い出すことができました。

写真:シェムリアップ教会

 

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