氏名

林 愛子

記入日

2010年1月2日(土)

 

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!!! 2010年、今年もよろしくお願いいたします。

カンボジアに来てもうすぐ1年が経ちます…。この1年どうだったかな?と、振り返ると、6ヶ月の語学研修が身につかないまま終わり、したことのない会計をすることになり、どうしたらいいの私?と思いながら、いろんな壁にぶつかってダメになりそうでも、なんとか今日までここにいれるのはやっぱり、たくさんの人やいろんな出来事を通して、神様がいつもそばで助けてくれていたからなんだと感じます…。

年末、シェムリアップ教会にはた〜くさん海外からのゲストが来て、クリスマスの準備をしたり、スタッフの結婚式があったり、会計の仕事も溜まっていくばかりで、バタバタしていると、あっという間に年が明けていました…。そのバタバタの中の出来事をいくつかを紹介します。

 

StepIの式 

カンボジアは90%以上が仏教で占めています。その中で、キリスト教になる!と言うことが、どれだけ大変なのか、小学生の時になんとなく母親と一緒に教会へ行き始めてすぐに洗礼→初聖体→堅信とスムーズにきた私には、カンボジアの人たちの洗礼までの道のりの長さに驚いてしまいます。

 

・洗礼志願者になる前の段階(1〜2年)

・StepI、主任司祭から祝福を受け、これでやっと公に洗礼志願者となる(1年)

・StepII、本当にカトリックになるかの選択、四旬節にカテドラルで司教様からの祝福(1年)

・StepIII、復活祭に主任司祭から洗礼を受ける。

 

ミサでは、洗礼志願者になる人たちが宣誓してからお御堂に入り、祝別された十字架を代父・代母から首にかけてもらいます。それから、一人ひとり、線香を奉納したり、聖書を頭につけたり、日本にはないカンボジア独特の様子を見ることができました。

洗礼を受けるまでの段階がこんなに多く、たくさんのことを学んでいることは、洗礼志願者になる人たちに教えているカテキスタたちの知識が豊富なことからもよく分かります。私がカテキズムを教えてって言われたら、きっとできないな…と思ったり。

私は今まで洗礼を受けたことについて考えたことはありませんでしたが、この式に参加して洗礼の意味をもう一度、考えるきっかけをいただきました。小学生だった私には洗礼の意味がちゃんと分かってはいなかったと思います。でも、洗礼を受けたことでたくさんのお恵みをいただきました。そのひとつは信徒宣教者としてカンボジアに派遣されたことです。

人との出会いなどいろんなきっかけで、こうして洗礼を受けたいと思った人たちへ、証しすることができる人になれるようになりたいと思います。洗礼志願者になる決心をした彼らのように気持ちを新たにし、神様のお恵みをたくさん受けて、次へのステップへ進む彼らのためにお祈りをしたいと思います。

 

結婚式

教会のカテキスタのポンロックがタオムでいちばんキレイなコーラップと結婚することになり、私は初めて教会での結婚式に参加しました。タキシード、ウェディングドレスを着た新郎新婦が登場し、ドラを鳴らして入場!!!式は教会の典礼とカンボジア式の混合みたいで、指輪の交換、書類へのサイン。それから新郎新婦の腕に赤い吉祥糸を巻いたり、いい匂いのする花を撒いたりするのは以前カンボジアの結婚式で見たのと同じ。式の終わりにありがとう!て笑顔で話す2人は、みんなに祝福されて、とっても幸せそうでした!!!

 

クリスマス

クリスマス前からいろんな準備がされますが、馬小屋などイルミネーションの準備、すごいです。キラキラです。馬小屋の骨組みから始まり飾り付けまで数日かかっています。新しいマリア様の像もライトアップされて、とっても眩しい。前にベトナムでお正月を迎えた時に見たイルミネーションを思い出しました、やっぱりベトナム人が多いから、ベトナム風なのかな?

それから、クリスマスと言えば、子どもたちの聖劇!!!カンボジア式のサロンを巻いたマリア様がエリザベスと一緒にクメールのダンスをしたり、カンボジアの伝統衣装を着た天使や王様たちが登場したり、おもしろおかしくメイクアップした羊飼いたちが踊ったり、と、とってもかわいい!!!

今年はシェムリアップ教会で2回、水上村のプレクトアール、タオムの近くの村のアンロンサー、タオム、クナトマイと6回も見ることができました!!!

たとえ聖書を知らなくても(カンボジア語が分からなくても)、劇ってすごく分かりやすくていいな、と、興味津々になって立ち上がって観ているたくさんの子どもたちと一緒に、こうやってイエス様の誕生をお祝いできたことはとっても素敵な思い出になりました。

 

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