氏名

林 愛子

記入日

2010年7月31日(土)

 

学校に通うこと。

 

タオムには小学校がありますが、4教室しかなく4年生までしか通えることができないので、5年生以上は4Km離れた小学校がある村まで通わなければなりません。だいたい自転車で15分ほど、徒歩だと30分かかります。それからタオムには19人の中学3年生がいます(本当は20人なのですが1人はお金を稼ぐためにタイへ出稼ぎに行ってしまいました…)。彼らは中学校まで7Kmある道のりを自転車で30分近くかけて通っています。自転車があればいいですが、なければもちろん徒歩…。雨季には自転車にも乗れないくらい水溜りと泥道の悪路になります。それでもみんな勉強がしたくて一生懸命に学校に通います。でも、タオムから通える距離に高校がありません。なので、タオムには高校生がいません。

 

今年、タオムの9年生は6月にタオムから車で1時間の場所にあるSwayにある学生寮とタオムから車で2時間のタイの国境があるPoipetDonBoscoの寮に見学へ行きました。Swayには隔週でタオムへミサに来てくださっているインド人のRajet神父様がいます。ここには5人の枠があり、タオムの9年生のうち5人が7月にテストを受けてきました。この寮からはたくさんの学生が教会の支援でプノンペンの大学に行ったりしています。まだはっきりしていませんが、きっと10月からタオムの5人がここで学ぶことになりそうです!(カンボジアは夏休み明けが新学期になります)そして、DonBoscoは職業訓練校でコンピューターや縫製、自動車修理などの技術を学ぶことができます。ここへもタオムから8月にテストを受けに行く子がいます。

 

みんなが自分の将来のため、またタオム村の将来ために、勉強する機会ができたことはとても嬉しいことです!学校に行くことが当たり前だった私にとって、彼らが学校に通えることが嬉しい!と笑顔で喜んでいる姿がとても新鮮で、これからもこの笑顔が増え続けることを祈るばかりです。

 

日本から奨学金を支援してくださっている皆様のおかげで小学生と中学生への制服や中学生への自転車を買うことができたので、子どもたちはとても喜んで学校に通っています!!!農家がほとんどのタオムの人々にとって、子どもは大切な働き手です。なかなか学校に行くことができない子もいますが、少しずつ援助制服がなくて学校へ行けない子や通学がしんどくて学校へ行くことを諦めていた子が勉強する機会ができました!

 

今後は進学が決まった子の支援をできたらいいなと考えています。

 

 

inserted by FC2 system