氏名

林 愛子

記入日

2011年7月31日(日)

 

今月でシェムリアップ教会に派遣されてから2年が経ちました。この2年いろいろありました、本当に…。語学研修を終えてやっと活動が始まっても、言葉が思い通りにならず、会計の仕事を任せられ、ミッショナリーって何か分からなくなったり、ちょっとしたことでへこんで日本に帰りたい〜と思ったりしたこともありました。でも、それでも教会に来る子供たちの笑顔や村人たちの優しさ、教会のスタッフたちの思いやりに触れる度、カンボジアのことが大好きになっていきました。2年経った今では言葉が少しわかるようになり、教会の仕事もいろんなことが見えてくるようになりました。日々、自分に問いかけることや悩みはつきませんが、まだもう少しカンボジアにいたい気持ちになりました。なので〜私は5ヶ月延長し、今年いっぱいはカンボジアにいます!!!

 

新しい一歩

カンボジア5年のまさやさんと2年のはまが今月いっぱいで日本へ。一方で、新メンバー4名が今月はじめから活動開始となりました。日本にリバースミッションへ戻る派遣者2名とカンボジアでの新しいミッションが始まった派遣者4名、それぞれのこれからが恵み豊かなものとなるように祈ります。

 

活動開始直前にデング熱になる!というハプニングがあった私の後任の咲ちゃん。今は元気になって、シェムリアップへ来てくれ、各センターを一緒にまわったり、教会の仕事をしてくれたりしています。ですが、彼女のいちばん大事な仕事は私の相談相手をしてくれることです!!!

 

家から通える距離に高校がないタオムで、進学がなかなか難しい9年生だった子たちがタオムを出て、それぞれの道を進み始めて1年が経ちました。その中で、ポイ・ペトにあるドン・ボスコの職業訓練校でコンピューターを専攻した子たちは1年のコースを終えました。神父様や先生方が一生懸命、生徒のために就職先を探してくれ、成績優秀な子はそのままドン・ボスコで先生として働き始め、スワイ・シソポンの学生寮で仕事を見つけた子、タオムに戻って幼稚園を手伝ってくれる子などがいます。寮生活は大変だった〜と話す彼ら、勉強面だけでなく生活面でもいろいろ困難はあったみたいですが、コンピューターの技術や英語だけでなく踊りを覚えたり、礼儀正しさを身に付けたりと、1年前より大きく成長した様子。これからについて不安もたくさんあるみたいですが、いきいきした彼らの笑顔や眼差しからは困難にぶつかっても乗り越えていく明るさ強さを感じます。

 

ワールドユースデイ

夏にスペインのマドリッドで行われるワールドユースデイに参加するカンボジアの青年のミーティングがありました。ミーティングではスペインに行く前のイタリア、ローマの歴史やアッシジなど訪ねる先の聖人についてのお話を聞き、今回のテーマ「キリストに根ざして生きる」に関して自分たちの信仰について振り返るなどしました。その中のオリビエ司教様のお話で、日本人がカンボジアにキリスト教を伝えた、と。知っていましたか?と日本語で聞かれ、もちろん知らなかったのですが、その事実にすごいな〜と感心。日本にキリスト教が伝来してから6年後の1555年にカンボジアにキリスト教が伝わったそうです。それからかれこれ456年後の今、私はミッショナリーとしてここカンボジアにカンボジアの人たちと共に生きることを目指してここにいます。カンボジア人でない日本人の私がカンボジアからカンボジアの青年たちと一緒にワールドユースデイに参加できることは本当に神様のお恵みだな、と感じます。日本からワールドユースデイに参加する以上にカンボジアから参加できることにはさらに大きな意味があると思います。なので、思いっきり楽しんで交流してくるつもりです♪

 

カンボジアの青年たちは海外に行くのがはじめての子がほとんど。飛行機に乗るのもはじめて、飛行機が落ちないか?飛行機の中はどんな様子なのか、どれくらいの音がするのか?耳栓がいるのか?などなど質問はつきません。また海外のトイレ事情についてウォシュレットのトイレは誰が洗ってくれるの?と質問する子まで…はじめての海外にみんなワクワクドキドキです。

 

ワールドユースデーのミーティング

タオムのパストラルセンター

そろそろ完成が近づいてきています。タイとカンボジアの国境での情勢が悪くなり、兵隊にとられる!という噂で作業が中断したこともありましたが、2階建ての立派な建物を見ると、これで横殴りの雨が降っても幼稚園の授業が中断することはなくなるでしょう。新しい机や椅子などを買いに行き、あとは完成を待つばかり!!!

 

 

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